レコードハンティングのコツ#2
1990年代の寄稿文より
レコード屋にいるときがとても楽しいという人は、幸せだ。
レコード屋をする(に勤める)というのはいろいろ大変と言うから、レコード屋にいて、レコード(以下LP,CDなどモードを問わず総称して)に囲まれているのが、まるで宝の山を前にしているようで、ときめいていられるとしたら、その気持ちを忘れずにね。
何だか変な入り方だが、今回はレコード・ハンティング実践編と行きましょう。以下Q&A方式で。
Q.1 雑誌(特に全国誌)の広告に載っているアイテムが欲しい。
A.1 その店しか売ってないと思ってその店で通販で手に入れる。通販の仕方も店によって違うのでその店に尋ねる。
A.2 近くの店で見つかったら、ラッキー。なくても取り寄せられるというのなら、特注する。この場合、1週間ぐらいで来ることもあるが、3カ月ぐらい待つ覚悟が必要。
A.3 上の2つのどちらもがイヤな人は、とにかく行ける範囲の店を漏れなくチェックする。この前も言ったが、その場合電話だけで済まそうと思うのは、相手に対して失礼でもあるし、相手もそれほど真剣には探してくれないと思った方がいい。いずれにせよ概して、その場合、出くわす確率は低い。
Q.2 雑誌の輸入盤紹介や「私のお気に入りの一枚」なんてかんじで載っているアイテムを手に入れたい。(クラブでDJがかけていたもののこれと同様)
A.4 それは、その人だけのアイテムと思ってあきらめる。
A.5 どうしても欲しい場合は、手に入れるまで10年ぐらい掛かることを覚悟する。そうするとそのうちに忘れてしまう。その程度なら、そのレコードはあなたにとってどうでもいいということになる。忘れられないようだと、どうにかして手にするように手を尽くすだろうからいずれ入手できる。
Q.3 曲名がわからないけど、ラジオやテレビでエアチェックした曲がはいっているレコードが欲しい。
A.6 放送局に尋ねるのが筋だが、当人はそんなこと気にかけてないし、組織が大きすぎて対応できない場合が多い。
その時は詳しい知り合いに聞く。いない場合は、知っていそうなレコード店に行って、尋ねる。どちらの場合も相手から情報を得るのだから、刑事コジャックのように、最低限相手にあめ玉でもほうばるせるような気持ちで。
でも、曲名がわかったとしても、A.1〜A.5のどれかの手段でそのアイテムを探さなければならないから、曲名を知らずに楽しんでいた時が一番幸せだったのかもしれない。
最近は好みが多様化したのは良いが、二階から目薬どころか、福岡タワーから目薬のような無理難題を言ってダダをこねる輩も多いとか。今手にしているモノを大事にしていれば、いずれ隣に次のモノが近づいて来る。
それではまた! でも次はあるのかな?

<Link>レコードハンティングのコツ (#1)
