ロックンロールミュージックとレコードの学校だったジュークレコード
ジュークレコード、松本さんの思い出や感謝、尊敬の念は沢山あり過ぎて何から書けば良いのか迷いましたけど、ジュークレコードと言えば思い出す事を箇条書きで書かせていただきました。
・最初に行ったのは、私が小学校3年生、兄が中学生1年の時、香椎店に行ったのが最初でした。中古盤という存在、大好きなレコードが安く買える!と嬉しかった記憶があります。買ったレコードはアビーロードでした。赤盤900円だったかな。
その事を後年松本さんにお話ししたらビックリされてて、幻の香椎店に行きよったっちゃねー、とニコニコされていました。
・高校生になり、60年代ブリティッシュビートの深みにハマってた時、清水君キンクス好きやったやろー。今度福岡に来るけど行く?と教えて下さって、もちろん行きます!と、チケットを取って頂き、なんと前から2列目、デイヴデイヴィスの目の前でした。もうちょっとでデイヴのギター触れたのになぁ。

・シーホークで働き出し、旧店舗の引越しの時、確か96か97年ぐらいの時、会社帰りの時寄ったら、たまたま旧店舗最後の日で引越しの準備をされていて、おー清水君、少し手伝ってくれる?と、少しお手伝いして、最後に松本さんがみんなで乾杯しよう、となって、私は諸先輩方の後ろの方に居たら、逆年功序列で清水君から注いじゃろう、と私にジュースを注いでくれました。ありがとうねー、と満面の笑み。あの時の松本さん笑顔は一生忘れないと思います。
・話しは飛んで、私が藤松レコードを開店する前、松本さんにご挨拶しようとお店に行くと、「最近松本さんは体調が良く無くてあまりお店に居ないんです。でも呼びますよ。」とスタッフの方が松本さんを呼んでくださいました。
わざわざすいません、とショップカードとお菓子をお渡ししました。
「そうねー始めるとね。レコード屋やるにはちょっと時期が遅かったかもしれんねー。でも清水君が好きで得意なジャンルを突き詰めれば、お客さんは必ずつくと思うから、頑張ってね。」と、大きな手で握手をしてくれて、ショップカードを大事そうに、満面の笑みで胸ポケットにしまってくれました。もう5年前ですけど、その時の事ははっきりと覚えてます。
今まで沢山の音楽、レコードの知識を教えてもらって本当にありがとうございました。
松本さんには清水兄弟!と、私が小さい時から兄と共(ちなみに兄はブラックミュージックとプリンスのマニアです!)に可愛がったもらって、レコードと、そして音楽の深いところへ案内してもらった気がします。ジュークレコードへ行くのは本当特別な事でした。
そして最も思い出すのは、お店に貼ってあったレコードの扱いに対する熱い注意書きや、ジャケットが傷まない様に工夫されているレコード棚。レコードを大切に丁寧に品出しされている姿、忘れられません。