<ブルースにとりつかれて Vol.7> ブルース・ハープのすべて
ブルース・ハープのすべて - 1973年6月17日 at ぱわぁはうす
以下のテキストは2013年6月3日、ウェブコラム「Keep On Jukin'」にて松本康か執筆したテキストです。
第7回目にして、ブルース・ハープ(ハーモニカ)の特集。当時から日本ではブルースにおけるハーモニカの大事さはある程度認識されていたけど、でも圧倒的に興味を引いていたのはギターだった。エリック・クラプトン、ジェッフ・ベック、ジミー・ペイジといったヤードバーズ三羽がらすに導かれ、その源となるスリー(3)・キング(B.B.、アルバート、フレディ)へと。
実際ブルースは主としてギターがその中心的楽器だが、戦前ブルースやシカゴ・ブルースのアンサンブルの中では、ハーモニカが大きな役割を演じていた。あの小さい楽器が、電器増幅されると「ミシシッピ・サキソフォーン」という異名を取るほど、迫力のある魅力的な楽器へと変貌する。そこを鮎川誠は逃す訳が無い。
鮎川誠は当時から比類の無いブルース・ギターの体現者だったが、実はハーモニカも吹けていた。サンハウス前夜の話だが、久留米のクラブに出演していた福岡で名うてのバンドで、篠山哲雄がいたアタックに近づいて行った時も、ローリング・ストーンズの「What A Shame」をハーモニカで吹いて、それに一目置かれ、後に博多で合流する一因にもなったという有名なエピソードがある。さらには、彼らがサンハウスを結成してからは、ヤードバーズ<YARDBIRDS>を手本にした「I’m A Man」では、菊と鮎川誠のツイン・ハープがフィーチャーされ、バンドの驚嘆のパフォーマンスを引き立てていた。(この模様はサンライズ2000制作のCD『一番列車ブルース』に収められている)
その鮎川誠によるブルース・ハープ実践編が<I>の「ブルース・ハープについて」にあったりと、とにかく当時集める事が出来た音源を駆使して、この特集を展開している。<33>~<54>のロック系から、<59>~<64>のダウンホームなものまで、死角なし!お見事!!
執筆担当は<I><V>が鮎川誠、<III><IV>が松本康。<II>はあるもうひとりの女性リスナーからの投稿。そして<VI>の「後記」がぱわあはうすの店主、田原裕介。


















追加アーカイブ
「ブルースにとりつかれて」(パラダイスへの道バージョン)
オムニバス大著『パラダイスへの道』(1990年出版)に収録された際に、トランスレート/再編成されたものの一部です。
オリジナル版の、見えにくい部分等を補強するためのもので、曲目表や「ブールースマップ」、イラストなどはオリジナル版をご覧ください。









